小学6年生,中学3年生,高校3年生
本当に面倒臭いですよね。6年間で同じ問題に3回も悩まされます。 進路選択という問題。
ちょうど今くらいから慌ただしくなる頃ですかね。 もしかすると求めるレベルによっては、この時期では遅いということも。
僕は最近進路選択についての相談を3件受けました。 「目指しているチームのセレクションに落ちてしまって…」 「人数の多いチームだと埋もれてしまわないか?」 「J下部と街クラブならJ下部の方がいいんでしょうか?」
なんとか力になれれば、心配・不安を軽く出来たらと思いながら、おこがましくもアドバイスさせて頂いています。 でも、最終的に伝えさせてもらうことはいつも一緒で 『最後の勝負(目的)さえはっきり持てていれば、究極をいってしまえばどこでも同じ』 ということです。
最後の勝負というのは人それぞれですよね。 “プロになる” “3年生の時に試合に出る” “サッカーを後悔なくやり切って終わる” なんでも素晴らしいです。 これをしっかり持って、どこに進んでも自分が決めた1番勝ちたい、譲れない勝負だけを見て頑張ってほしい。 ということをいつもアドバイスさせて頂いています。
僕がこういうアドバイスをする理由は、高校時代のある同期からの影響です。 その彼は、日本に住んでいるサッカー好きなら知らない人はいないくらいの選手として今も活躍しています。 僕は中学時代も高校時代も「最後の勝負」なんてものを持てていなかったし、意識すらありませんでした。 常に勝負がブレブレ。 試合に出たい、あいつに負けたくない、選抜に選ばれたい… その勝負の結果が出るたびにいつも一喜一憂しながら過ごしていました。
今思うのはここがプロになった彼と、なれなかった僕の1番の差だったんだなと思います。
でも、その彼は1つ1つの勝負は勝っても負けてもあくまで過程。プロになるという最終的な目的のための通過点。 もちろん、嬉しい、悔しいという感情はあります。 そこにこだわりすぎないということ。 そして、1つ1つの勝負がどうでもいいということじゃありません。大事にしてほしいし、自分に対して優しくするとするならそこに毎回こだわれるのは僕のいいとこだと思っています。 ただ、もったいないんですよね。 最終的に目指すものがないと、せっかく大事にしてきた1つ1つの勝負も単発の出来事として消えてしまう。 その1つ1つを積み重ねて、貴重な経験とするためにまず目的をしっかりさせること。
進路選択は正解がないし、わかりません。その分難しさは確かにあります。 どこにいっても後悔しそうだし、よかったとも思えそうですよね? 実際にそういうものです。ここで良かったと思うこともあるし、あそこに行っておけばと思うこともあります。
だからこそ、「最後の勝負」を自分が決めて、しっかり持っておくこと。 重要なのは最後の勝負に勝てるかどうか。究極どこにいっても自分が決めた「最後の勝負」に勝てたらOK。 「俺は最終的にこの勝負に勝ちたいんだ!勝負さえできればいい!場所は重要じゃないんだ!」 難しいですけど、これくらいの気持ちでいいんじゃないでしょうか。
Comentarios