育成年代での挫折、辛い、苦しい、しんどい経験はできるだけしておいた方がいいと思います。早いうちに。
僕は中学1年生の時、毎日の練習に行くのがめちゃくちゃ憂鬱でした。 周りは上手い奴ばかり、仲間からの要求も激しい、練習がキツい、コーチは厳しい、毎日走りもある、週3だった練習が週6になる、帰るのも21時過ぎ…
もうなんか全部が嫌で、小学生まで友達と楽しくやってたサッカーが、一気に憂鬱なサッカーに変わっていました。
初めての練習から1週間も経たないうちに「辞めたい」と思ってしまい、 どうせ行くことになるのに、毎日練習に行くかどうか悩んだり、 実際グランドに向かう途中で引き返したことも何回もありました。
本当に憂鬱で今考えるともったいないくらいのモチベーションで練習に参加していました。 ただ、練習終わりの達成感はすごくて「あー、終わった!!」と、とんでもないことを成し遂げたみたいな。
すごい達成感のまま家に帰って、寝て起きて「練習か…」とまた憂鬱になっては、練習後「あー、終わった!!」… いちいちこんな感じで弱音を吐きながら、感情を忙しくさせながら1年間乗り越えてきました。
これが僕の人生で初めての大きな挫折?苦しい、しんどい経験でした。 当時はめちゃくちゃ辛かったです。でも 中学1年生というタイミングでこういう苦しさ、しんどさを味わえて良かったと、今は思っています。
なぜ、そう思えるのか?というと、 「自分なりの乗り越え方」を身につけることができたからです。 僕なりの乗り越え方というのは「弱音を吐きながらも、毎日一喜一憂しながらもなんだかんだやる」というものです。
今になって気づけたことで、 中学1年生の当時はそんな意識は当然ありません。でも感覚的には理解していたんだと思います。 「ネガティブになろうと、落ち込もうとどうせやる運命なんだ」って。
これが冒頭に戻りますが、 「早いうちに挫折、辛い、苦しい、しんどい経験はしておいた方がいい」と思う僕なりの理由です。 その人によって「乗り越え方」って全然違うと思います。
「こうしたらいいよ」 「あーしたらいいよ」 「こう考えてみたら?」
こういう他の人からのアドバイス、もちろん参考になりますし、めちゃくちゃありがたいです。 でも、あくまでそれはその人の乗り越え方。その人が苦しい状況をどうにか踏ん張って、足掻いて築いてきた「その人のもの」。 参考にしながら、取り入れながら、最終的には自分が踏ん張って、足掻いて形にするしかないと思います。 じゃないとこの先の人生まだまだあるはずの「乗り越えなきゃならない壁」に出くわすた度に時間がかかってしまいそう。 「自分なりの乗り越え方」のテンプレさえ持っておけば、わざわざ立ち止まる必要はないですね。 そのままいつも通りの乗り越え方で進み続けることができます。 今もし、壁にぶち当たってる最中なら「自分なりの乗り越え方を見つける」というポジティブな姿勢で取り組んでみてほしいです。 今がいいタイミングと思って、逃げずに、適当にこなすんじゃなく、大事に苦しんでほしいです。
Comments